2012年 12月 22日
「賽の河原」か「万里の長城」か |
浜岡原発の津波対策として長大な堤防が築かれた。当初の計画から度々その高さが修正されて、現在18メートルで築造したのだが、またまたこれを22メートルまでかさ上げすることになったそうだ。今年8月の時点では津波の高さは最大19メートルだったが、これが防波堤にぶつかって高くなり、最大21.4メートルなると判明したためだ。
だが、想定はあくまで想定。いつこれが変更になるか、その時はどうするのか。俗に言うイタチごっこだ。そして実際に地震が起こり津波が到来するとして、その高さは結果として想定不可能である。
この長大な堤防が果たして原発を守りうるのか。津波以前に、そのような大きな津波を引き起こす地震そのものが、原発本体に対してどのような影響を及ぼすのか。結果としては、すべてが想定を超えることばかりなのだ。それでも稼働している原発を守るために、膨大な費用と労力を費やして築くこの大堤防の効果は、いかに検証されるか。
はてさて、仮にその時は守られたとして、今度はその原発が「畳の上で」寿命を終える時の「葬儀の段取り」は、一体どこまで確定されているのだろうか。
だが、想定はあくまで想定。いつこれが変更になるか、その時はどうするのか。俗に言うイタチごっこだ。そして実際に地震が起こり津波が到来するとして、その高さは結果として想定不可能である。
この長大な堤防が果たして原発を守りうるのか。津波以前に、そのような大きな津波を引き起こす地震そのものが、原発本体に対してどのような影響を及ぼすのか。結果としては、すべてが想定を超えることばかりなのだ。それでも稼働している原発を守るために、膨大な費用と労力を費やして築くこの大堤防の効果は、いかに検証されるか。
はてさて、仮にその時は守られたとして、今度はその原発が「畳の上で」寿命を終える時の「葬儀の段取り」は、一体どこまで確定されているのだろうか。
by drinkingbear
| 2012-12-22 09:03
| コラム