2013年 03月 21日
「鼠一匹」か「蟻の一穴」か |
東京電力福島第一原子力発電所で停電が発生し、1・3・4号機の使用済み燃料プールと共用プールの冷却設備が止まってしまった問題の原因は、報道によれば、屋外に設置された仮設配電盤に原因があったようである。
配電盤に潜り込んだネズミと思われる小動物が端子に接触し、ショートした可能性があると東電は見ているそうだ。
停電は幸いそれ以上の事故は誘発せずに復旧したが、あの大規模な装置の停止したきっかけがネズミだったとは、とても「泰山鳴動して鼠一匹」と片付けるわけには行かず、「千丈の堤も蟻の一穴より」崩れ去る可能性を示唆したことの方が恐ろしい。
停止中の原子力発電所を再稼働させるための理由として、現在主力としてフル稼働している火力発電所に不具合が生じた時が心配、と言っているが、事故が起こったときの影響はどちらが悲惨なのかは自明の理である。
つい最近のボーイング787のリチューム電池の問題でも判るように、機械や技術には、決して100パーセントの保障はないのだから、万が一の場合の影響がより少ない道を選ぶことに迷いはない筈なのだが……。
配電盤に潜り込んだネズミと思われる小動物が端子に接触し、ショートした可能性があると東電は見ているそうだ。
停電は幸いそれ以上の事故は誘発せずに復旧したが、あの大規模な装置の停止したきっかけがネズミだったとは、とても「泰山鳴動して鼠一匹」と片付けるわけには行かず、「千丈の堤も蟻の一穴より」崩れ去る可能性を示唆したことの方が恐ろしい。
停止中の原子力発電所を再稼働させるための理由として、現在主力としてフル稼働している火力発電所に不具合が生じた時が心配、と言っているが、事故が起こったときの影響はどちらが悲惨なのかは自明の理である。
つい最近のボーイング787のリチューム電池の問題でも判るように、機械や技術には、決して100パーセントの保障はないのだから、万が一の場合の影響がより少ない道を選ぶことに迷いはない筈なのだが……。
by drinkingbear
| 2013-03-21 18:07
| コラム